昨日に引き続き照明計画の話。 日経アーキテクチュアNo.863の特集は「失敗しない照明計画」。 さまざまなライティング方式や対策、失敗例が紹介されるなか、もっとも役に立ったのは、ある照明デザイナーのこんなコメント。 「(住宅規模であれば)60Wの電球を入れた瞬間に明るさの要件はすべて満たせる。その器具に調光器を付けて、まぶしいと思ったら絞れるようにさえしておけば、それ以上の要素は入り込む余地がない。」 岡安泉照明設計事務所代表・岡安泉氏のありがたいお言葉。だいぶ気がラクになる。 まずは「60W電球+調光器」を照明基本セットとして押さえておけば、あとは空間の条件に応じて、その配置や配分を自由に調整すればよい、というアドバイスだと思う。 言われてみれば当たり前のことだけれども、ここまでストレートに断言されると、なるほど、と感心してしまう。 恐らくは、基本を押さえて上で自由に調整、の「自由に」の部分でセンスが問われることになるのだけれども、少なくとも岡安メソッドを意識して照明計画をしていれば大失敗は起こりにくいし、その安心感から自由で大胆な発想も生まれやすくなるように思う。 年末の微妙な時期。 現場で「よいお年を」とお別れしたはずの方と、翌日あっさり別現場で会ってしまうと、少し気まずい。
by shunn1977
| 2007-12-20 23:32
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